後編なので、いつもの挨拶はなしでいきなり本題です。
3.成熟期 (CD全盛期)
80年代後半からはCDがものすごい勢いで伸びていきます。
CDの生産がはじまったのは1982年。
CDプレイヤーは非常に高価で、出始め価格ソニーは16万8千円。
プレステ4より高い!
1984年に5万円を切るモデルが発売され、普及の速度が増していきます。
wikiでみると、原価は驚きの200パーセント。一台売るごとに5万円の赤字がでたそうです。
1986年には、生産開始からたった4年で生産量がレコードLPと逆転します。
このときのSONYはほんとスゴイ。
ハード、ソフト両面でまさに他社を圧倒します。
1980年代後半から、国内カーオーディオにも新しい動きがでてきます。
CDの普及にあわせて、高級カーオーディオの設定が始まります。
設計の段階から、車に合わせた音響設定できること、スピーカーの数を最初からふやせることなど、見た目の高級感をアップするなど、
音がいいから社外品のオーディオを買おうというユーザーに新しい商品提案をおこなっていきます。
スバルでいうところの、マッキントッシュサラウンドシステムですね!
む 写真がよろしくない。写真は4代目レガシィのものです。
当時のマッキンは純正にくらべて、+15万円の設定でした。
CDがたくさん売れる→プレーヤーの金額が下がる→若い子が買える→また売れる
1990年代は、とにかくCDがめちゃめちゃ売れた時代です。
100万枚は当たり前!
今、新型インプレッサのCMで流れているドリカムのLOVELOVELOVEは
驚きの250万枚!
ちなみに。2016年10月現在の一位はAKBの「翼はいらない」148万枚です。
カラオケBOXの登場などいろんな要因が考えられますが、
まーいまとは比べ物にならないくらいCDバブルです。
ただCDにはひとつ弱点がありました。
再生時間の短さです。
結局入れ替えがめんどくさいんですね。
また光ディスクのため、いちいちだしたらケースにもどさないといけない。
傷に弱い。片手で入れにくい。
ということで、ロングドライブのおともに新たな商品が生み出されます。
なつかしい!
メジャーなのは6連装ですかね。
これトランクやカーゴルームに積むんですが、いま思えばいろいろ突っ込みどころの多い商品でした。
入れ替えるときはわざわざトランクあけないといけない。
一応 再生時間問題をクリアしたCDは1990年代まさにこの世の春を謳歌するのでした。
4代目レガシィのオーディオはまさにその完成形ですね。
一体感のあるデザインのオーディオパネル
6連装CDチェンジャー付
MD再生可能
マッキントッシュサウンドシステム選択可能
これ以上つけようがない豪華装備でした。
しかーし。このときすでに、次の時代の足音がすぐそこまでやってきているのでした。
4.衰退期→現在まで (ナビの時代)
結論からいうとナビの登場によってカーオーディオは一気に数を減らします。
DVDナビが主流だったなか、
2001年、パイオニアから、初のハードディスク内蔵ナビを発売します。
音楽データーを録音、再生できる「ミュージックサーバー」機能を当時から搭載し、
CDチェンジャー、MDを過去のものにします。
2006年のデジタルチューナー内蔵ナビの発売により、今にいたるナビの主要な性能がそろいます。
テレビがみれて、DVDがみれて、音楽録音できるナビ。
オーディオのかわりにナビをつけ、安全のためにバックモニターとしても使う。
そこには、もうオーディオの入る隙間はまさになくなってしまったのでした。
そして現在!
カーオーディオは新しい形でまだ続いています。
USBを経由して、i podから音楽を聴いたり
ナビ機能はないけれども、バックモニターは写せるディスプレイオーディオ
いろんな形の商品があります。
これからもいろんな形でみなさんのカーライフが充実できるものがたくさんでてくると思います。
スバルの車とともに、よい音楽を!
最後まで読んで頂いた方!ありがとうございます!
また白石橋店HP見に来てください!
重ねてありがとうございました!