人生には転換期があり、それは一人一人違うのであろう。曰く恋人が出来た時。曰く志望校に受かった時。曰く希望の職につけた時。
そして、欲しかった車を手に入れた時。
SUBARU BRZはスポーツカーである。初代「ZC6型」は2000CCの排気量で200PSもの馬力を発揮する。車重はグレード「S」のMT車で1240kgと非常に軽量で、老若男女問わず走りを楽しめる。まさにスポーツカーと言って間違いではないだろう。
しかしこのBRZには、もう一つ大きな特徴がある。
スタイルがめちゃくちゃカッコいいのだ。
見るからに低重心なクーペスタイルのエクステリアは見るものを魅了し、その外観から繰り出される走りはどんなものか、想像するに難しくないだろう。
いざコクピットに乗り込むと、地に近しい高さのシートに体はしっかりとホールドされる。イグニッションをオンにすると、メーターの針が最大値まで振り戻るスイープ動作があり、高揚感にひと役買ってくれる。
「S」グレードのオプションである「レザー&アルカンターラパッケージ」を選択すれば、スポーティな空間の中に上質な高級感が生まれる。
内外装とも隙無くカッコいい車。それはマイカー選びの中で決して目を背ける事の出来ない大事な要素である。このスポーツカーは楽しく、カッコよく、お手軽な(スポーツカーとしては)三拍子揃った車なのだ。
SUBARU BRZに魅せられた女性が一人いる。
前置きが長くなったが、今回はこの女性(Mさん)の物語である。素敵な彼女のポートレートをご覧いただきながら、Mさんとの対談に目を通していただきたい。
photo:MさんとBRZ。絶景のロケーションでの撮影である。
ー Mさん、すごいいい写真をありがとうございました。SUBARU BRZとのツーショット写真、非常に良かったです。インスタ映えしそうですね。インスタしてないですけど。
Mさん「ありがとうございます。これからもいろんな所に行って、たくさん写真撮りたいですね。インスタには廣田さんの分まで載せておきます」
ー 僕の中でSNSはmixiで止まっていますので。よかったらマイミクになってください!
Mさん「世代じゃないです。SUBARU BRZの色もこの色にして本当によかったと思います」
ー ダークグレーメタリックですね。僕もその色すごい好きです。洗車楽ですから。
Mさん「洗車はこまめにするので大丈夫です」
ー MさんがSUBARU BRZ購入したきっかけを教えてくれますか?
暑い日差しよりも熱いまなざし。So cute!!
Mさん「昔からスポーツカーが好きでした。免許を取る前から、免許を取ったらMT車に乗るぞ!と高校生の頃から決めていました。変わってますよね?」
ー 僕が同級生なら惚れてました。車好きな女の子を好きって男は多いと思いますよ。
Mさん「そこでその頃から何に乗るか、漠然と考えていて、実はWRX STIに最初は乗りたかったんですよ」
ー 「本物」ですね。Mさんは。
Mさん「何が本物かちょっとよくわからないですが、WRX STIは金額が高すぎるので今回は諦めました……」
ー これからいつでも乗れるチャンスは来ますよ。
まだあどけなさの残る屈託のない笑顔は自然とこちらも笑顔になる。
Mさん「そこで次に目をつけたのがBRZでした。これなら自分の手に届きますし、スポーツカー初心者の自分にバッチリだと思いました。BRZに乗れて、昔からの夢が叶いました。探してもらった廣田さんにも感謝していますよ」
ー その言葉が聞けて本当に嬉しいです。あ、感動して顔から汗が……。
Mさん「いやそれ本当にただの汗じゃないですか」
ー 汗っかきですいません。タオルが手放せないですね。あ、夏だけだと思わないでくださいね?
Mさん「聞いてないし思ってないです。BRZにしたのは、先輩の影響もありました」
ー 先輩とは、職場の先輩ですね?
まるでカボチャの馬車に乗り込むシンデレラのようである。この魔法が解ける事はない。
Mさん「はい、廣田さんも会った事のある、商談時に付いてきてくれた先輩と、もう一人ハチロクに乗っている先輩もいます。付いてきてくれた先輩はシビックに乗ってるんですよ」
ー 楽しそうな職場でいいですね。いい先輩方もいらっしゃるようで。僕にも一緒にラーメンを食べに行く先輩がいます。とてもMさんには薦めれそうにないえげつないラーメンをよく食べに行きます。食べた後の翌日は二人とも塩分とラードで顔がパンパンになり、泣きそうな顔になっています。ついたあだ名が「ラードウインプス」です。
Mさん「無駄に凝ったあだ名ですね。BRZにすれば、ハチロク先輩が使っていたパーツを譲ってくれるという事もあり、BRZにしない理由が無くなりました」
ー それは今後のカスタムが楽しみですね。僕は小学生の頃、先輩にカスタムしてもらったミニ四駆がなぜか逆にめっちゃ遅くなり、先輩の飼っていた大型犬に飛び掛かられて「ドッグトルネード」を決められ、粉砕された思い出があります。
Mさん「ミニ四駆ってなんですか?」
……なんでもないです。周りにスバル乗りの女性は他にいらっしゃいますか?
MTを華麗に乗りこなすMさん。レザー&アルカンターラパッケージのインテリアは、けだし彼女にこそふさわしい。
Mさん「同じ職場には残念ながらまだいません。離れた別の職場には一人いると聞いているのですが、今のところ接点はあまりないですね。今後スバル乗りの女の子が増えればいいなぁ、と思ってます」
ー いつでも貢献しますので、ぜひご興味のある方がいらっしゃればご紹介ください。最後になりますが、納車後、実際に乗られてみてのご感想をお願いします。
BRZの後ろ姿が特にお気に入りのMさん。気品ある立ち振る舞いは生まれ持ってのものか。
Mさん「夢にまでみたMTスポーツカーはやはり本当に楽しく、休みが待ち遠しくなりました。今住んでいる所が田舎な事もあり、自然を満喫しながらのドライブは言葉に出来ないですね。車はなんでもいい、移動出来て燃費が良ければそれでいい、という人も多いですが、一度こういう車に乗ると世界が変わります。いつかは先輩達に付いて、サーキットにも行ってみようと思っています。もっと車好きな人が増えるように、私も周りにどんどん勧めていこうと思います!」
仲のいい3人組。人文字でBRZを再現している。フレッシュな彼らを見た僕は、「これが若さか」と一筋の涙がこぼれ落ちた。
夢を叶え、いきいきと話す彼女は、夏の日差しの眩しさもかなわない輝きを放っている。
富士には月見草がよく似合う。太宰治の短編「富嶽百景」の有名な一節である。本当は富士山がとても好きだと思われる太宰であるが、しかし俗な連中と同じだと思われたくなく、富士を見てはしゃいでいるバスの乗客に辟易していた。
その中で、バスから見える富士には見向きもせず、反対面を見つめている老婆に気付き、深い感銘を受け、老婆と同じように富士を見ずに反対面を見つめることにした。
その時に老婆が月見草を路傍に見つけ、太宰の目にも入る。雄大な富士山に比べ、立派に相対し、けなげにすっくと立っている月見草をとても気に入る。
富士には月見草がよく似合う。
MさんとSUBARU BRZを見ると、なぜか太宰の「富嶽百景」を想起する。BRZは月見草ほどに俗離れでも健気でも儚げでもないが、美しく笑っているMさんを見ると、やはりMさんにはBRZがよく似合う。
美女にはSUBARU BRZがよく似合う。
Coming soon
久米店の看板美女二人。久米店でお待ちしております。
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